糖朝のテンマツ | ヒトのにくばかりやくな

糖朝のテンマツ

ムスメはどんどん寝ないです。
昼も夜もあんまし寝ないです。

おかあちゃんどんどん仕事できないです。
昼も夜もあんましできないです。

…滞るなあ…どうしようもなくなったら
あの無認可無許可保育園にでも預けるか…

無認可私設保育園「私立覇者ほいくえん」
イリーガル保育士



「いらっしゃいませ預かります!」バリバリ。


まあ、別名近所の「ママ友」に子守をしてもらうともいう。
拳王さまんちに仕事道具ごともっていくのが最終手段。 


保育料は、ありったけの
「忠誠心」


ありがとう、ありがとう拳王奥様。
テンパったらおセワになります。
(本当の保育園はいまだに申請中で待機児童だ!
まだまだ5人くらいいるぜ!
在宅自営だから弱いぜ勝てねえぜ!)

そんな拳王奥様なんですが、
先日、急に

「今日、ダンナ実家に物を取りに行かなきゃいけないから
青山の糖朝のランチに行こう

と言われました。

ダンナ実家と青山「糖朝」の
前後がイマイチ掴めませんが、
まあ、御世話になっております奥様です。
お昼休みがわりにたまには外出もいいかと、
承諾&服従してついていきました。

拳王さまのクルマにのると
拳王様、


「…むう、人数が足らんな…」


まあ、たしかに人数多いほうが
たくさん頼んで様々な料理を楽しめますからな。


「…たらん…」



「…えと、あの、でしたらここから割合遠くはないので
先日お知り合いになりましたチョンプ奥様など
誘ってみましょうか?」
(おかあちゃんのココロの中の三村の声)

(でもいきなり今から誘ってくるやついんのかよ!)


拳王様

「よし、ヤツを

吊り上げろ!


「吊るのだ!」

(三村の声:吊り上げかよ!吊るのかよ!)

「…はい…えーと…もしもし?○○です…ええとおひさしぶりです
今電話大丈夫ですか?えーと今日というか
たった今、ヒマですか?」
(三村の声:たった今かよ!)

「あ、ひま?」
(三村の声:ヒマなのかよ!)


今から青山にいきませんか?」
(三村の声:今からかよ!)


「ええ、今すぐなんです」
(三村の声:今すぐかよ!)

「もう近くなんです」
(三村の声:近くなのかよ!)


ここで拳王さまから伝言しろと指示が入りました。



「ええと…奥さんから指示が入ったので
そのまま伝えすね…




10分でこい!






スッピンでこい!




…すいません、以上です…待ってます…」



そしたらホントにきたよ…ごめんねチョンプ母さん…。
お迎えにいくにもチョンプ奥様宅は
おかあちゃんしか知らないため、
拳王さまに道を教えることになりました。

が、おかあちゃんは免許のない女
しかもわかるのは現地そこのみで
現地いたるまでの道のりはぽっかりと
抜けている女なのです。

そう、ワタシはナビれない女。
一度説明を始めれば十中八九、運転手席に座るものはブチ切れます。


「んーなんか橋みたいのがあるところ」


「んーえーとバーンて橋みたいなのがね…あってね…」


「あれ?ここ橋みたいのが2つあるよ!どっちだろ!」


「あ!違うかも!違う橋みたいのかも!」

ああもうやっぱりメロメロの説明になってます。いや説明じゃないし。
しかしそんなワタシの説明にも拳王さまは
ブチ切れることなく平常心で「うんうん、うんうん」
と応対してくれます。

「ごめんね、ごめんね、イラつくでしょ?
ワケわかんない説明でごめんね」


「ううん?全然気にしてないよ。
だってハナから

聞いてないから」



ああ!忘れてました!そうでしたね!
おかあちゃんが説明できない女なら
アナタはヒトのハナシを聞けない奥様!


そんなこんなで拳王さま、おかあちゃん、チョンプ奥様
そしてそれれのガキ1匹ずつという大所帯で
青山に繰り出しました…。

駐車場がなかなか空かなくって待っているとき
手持ちぶさたな雰囲気のなか
拳王さまがちらりとこっちをみて

「あーあー、○子(手下の名)がいたら

スタバにでも走ってもらって

コーヒー買わせられるんだけどねえ」



とおっしゃったのが印象的でした…。

さてさて「糖朝」ですが。

美味しかった…。

また行きたいな…。

エビワンタン麺が美味しかったな…。
麺が細くて固めでちりちりしてるの。
エビ臭がものすごかったなー。あとごま油たっぷし。
おかゆも具が大きくてたくさんなのは嬉しいなあ。

個人的には麺類のほうがすき。

ものすごく高級な味、というのではなくて
軽食というかスナック感覚でとても美味しい。
ふとこういうものが食べたくなるってかんじの味。
こういう店が近所にあるといいなあー。ムリムリ。

デザートでたべたクルミ汁粉は、
自分で以前つくった「黒ごまのおかゆ」に似た味だった。
多分つくりかたも似ているんだと思う。
興味あるひとはレシピはこちら

別館食料保管庫「こげめつき食堂」内「韓国風黒ごまおかゆ」

そのあと、なぜか拳王さまのダンナさま実家にもなだれこむ一同。

「ピンポーン」
「はーい」
「○○ですうー、今日はちょっと友達もいますうー」
「はいはい」

がらがらがら。


お義母さん開けてびっくり
総勢6名。

しかもうち3名乳幼児。


それがドカドカと入り込んだその居間で

泣く!漏らす!遊ぶ!

なにこれ新手の嫁の嫌がらせ?
てなほどの無法地帯と化すダンナ実家…。

すいません、すいませんお義母さん…。
ケーキまでごちそうになりまして…。


いやいや楽しい半日でした。
おかげで今仕事が押せ押せで泣きそうですが…。
いやもうおかあちゃんの処理能力越えそう…。


仕事が押せ押せ!(泣)
進行が押せ押せ!(泣)
ランキングも押せ押せ!(喜)



食料保管庫「こげめつき食堂」もよろしく。
ごはんもりだくさん。(予定)