フランダースのアレ | ヒトのにくばかりやくな

フランダースのアレ

ヒアー!ヒアー!(ラスカルの声で)


世間では3連休だったみたいで。
しかしワタシはまったくもって通常営業。うわあんあん。

そんなお休みの日。
おとうさんは嬉しそうにテレビみてましたね。ケーブルテレビ。
子供番組みたがるムスコを尻目にチャンネル権発動。
勝手に「白い巨塔」選択。(カコよすぎる田宮二郎のほう)
いやあ親の権力ってすてきですね。
大人になったかいがあったってもんです。

しかもおとうさんはザッピングがすきなもんだから
ガチャガチャかえるもんだからいろんな番組とごっちゃになるんだ。
おかげでなんだか画面では
財前先生が大荷物牽かされてアントワープを総回診中だ。



ん?
財前、手下じゃなくって牛乳連れてね?
いやああああこれってフランダースの犬!



だめ!これだけはだめえ!
しかも全話一挙放送って重すぎ!重いから!キツいから!
何が悲しくって半日かけて死へのカウントダウンを見なくちゃいけないの!
(悲しいお話がなにより苦手)
宗教観ちがいすぎ!
あっちの国だったらあれでハッピーエンドかもしらんが
(「神に召される」っつう「救済」になるからね)
この島国日本テイストバリバリなわたしにはムリ!このパンチ受け止め切れねえ!
とチャンネルの変更を懇願してると
いまさらおとうさんはじめてきづいた。




「あ…これフランダースの犬なの?」


「…あれ…オンジはでてこねえの?





…名作がほどよくリミックスしてますね、おとうさん。カルピス劇場の功罪でしょうか。
ヤギ白パンロッテンマイヤーもでてこねえから安心しろ。

オムニバス/avex mode selection ユーロ世界名作劇場←多分おとうさんの中ではこんなかんじにカオスってる。

というかこのCDはいったいなんなのだ。

商品名:「ユーロ世界名作劇場」

フジテレビ日曜夜の『世界名作劇場』特集。
堀江美都子や水木一郎を世に出した木村英俊の偉業がユーロビートで甦る。(商品説明文より)




それはそれとして。

ほかにもおとうさん、


カメルーンの笛吹き男」


とかいってたこともありました。それって単なる主審じゃないか。




…おとうさんのなかのフランダースの犬ってどんな話なのでしょう。

とりあえず表現させてみる。







ド  ン  。




ひさしぶりの画伯の作品です。
作品名「パトラッシュ」だそうです。

鳴き声は「ネロ」です。
ワンとかクウンとかじゃなくって「ネロ」です。
そんな生き物です。

アニメのパトラッシュは原作の犬種と違うとかそういう次元じゃありません。
あとアントワープ市庁舎前にほんとにこんな銅像がたってたら泣く。
通りかかったコドモ全員泣く。




さらに感動の最後のシーン(聖堂でのアレ)も再現してくれました。


参考までに絵の趣旨はちがいますが
以前違う記事でかいたおかあちゃんのパトラッシュとネロです。



ネロにマウント。


そうそうこんなかんじで3さい児の駄々のよに
「ねむい」だの「もうあるけない」だのいって寝ちゃうのな。







さあおとうさんお願いします。



ド  ン  。





ネロいねえし。
「かけねえよ」
ネロ放棄されました。
じゃあほかのは描けたというのかそうなのかという疑問はぐっとこらえて飲み込んで
背景の祭壇画の詳細にうつりましょう。






「ルーベンス」の有名なアレです。

皆さんの宗教画の知識に不安を感じたのでしょうか
「ルーベンス」とのキャプションつきです。ご丁寧ですね。
かえって誤読をまねいてるような気もいたしますが。
(ちなみに本物はここらへんで)

そしてあの、宗教観あふれる絵画というより
電子顕微鏡によるミクロの世界にみえますがルーベンスです。何度いわせるのですか。


以上です。
そんな週末でした。


人語をはなすネロが「応援してね」といってます。
いうことをきいておいたほうが身のためかと思われます。


今からお礼にお宅にうかがうといってます。牛乳つんで。

食料保管庫「こげめつき食堂」もよろしくです。

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