強制つみれ

とても暑かった昨日の夕方。
さあてそろそろ晩ごはんの用意でもと思っていると
玄関のドアをノックする音が。

ダンダダン。

「きぃ」

「ガサガサ」

「コレ」


いや「コレ」以前に「ダレ」だアンタ。








「コレ、おすそわけ」


（ごめん、以前つかった画像だから「実家から」てのは無関係な）


<拳王さま！！！

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そして「コレ」って？？



渡されたのはなにやら重いレジ袋。


それは
しずくが滴り落ちるくらいじっとりと水分を含み
ずっしりと重く、
とても血なまぐさく、
そして半透明のそのビニール越しにのぞいてる
無数の目…





「ひっ」





「あ、これ、イワシ」




いわし！無数のいわしです！

何十匹のイワシがはいってます模様！



「どしたの？これ…」




「今日、ちょっと

地引き網

ひいてきたから」



地引き網！？



浜でムクツケき海の男どもと
「エーッサエーッサ」て！？



いやいやひょっとして

ひ　と　り　で　！　？


浜　を　根　こ　そ　ぎ　！　？




「ひいちゃう？」


それがレジャー！？
週末ファミリーでのレジャー！？
さすが拳王さま、レジャーの規模がちがいますな。

漁　場　乱　獲。

獲りたいから獲る！
暫定的経済水域も国境もなさげなフリーダムな世界感にシビレます。
それにしてもいったいどこの海を制してきたんでしょう？
そこの海の生態系を破壊していなければいいのですが。

絶対このヒト、前世は狩猟民族だと思うよ。うん。


そのうちに

「ちょっとそこまでエベレスト登頂してきて」
（無酸素で）


とか


「ちょっとそこまで南極横断してきて」
（犬ぞりなしで）


とかやってきそうな気がしてならないです。

そのときのおみやげに期待です。





なんで本当はチキンソテー、ラタトゥユ添えのはずの
晩ごはんは急きょ「いわし祭り」に。

足がはやすぎのいわしさんなので
もう腹がグズグズだったから
指でひらいて全部叩いて「つみれ」にした。

塩、酒、しょうが汁、片栗粉まぜて



つみれ汁～。

まあ拳王さまのお人柄のようにでけえつみれですこと…。




プラスみそも混ぜ込んで
紫蘇と海苔でまいて



つみれ揚げ～。


おなかいっぱい～べふ～。
ムスメもつみれでにっこにこ～。

一家全員でありがとー拳王さまー。


ごめん、イワシさばいてたら
すげえ指が生臭くてとれなくってさ、
自分は押せないから
かわりに押しといてもらえる？
↓


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