おっきなおともだちをみる目、それは | ヒトのにくばかりやくな

おっきなおともだちをみる目、それは

コドモのころはおっきくなったら
無条件で「オトナ」になれるとおもっていたよ。

ムスコもなんだか目をキラキラさせてオトナにあこがれているよ?

しかしじっさいのところ、
おっきくなっただけ、てめえいままでなにしてきたあッ?てな
「おおきなおともだち」もすくなくないなあっておもうこのごろなのね。


きんじょの例のあの奥様んところのジョブ関係でおりまする
上司的な立場のAくんなんてどうだろう?






「いやあーこのイスねえ、イタリア製なんだよ?
わかる?カッシーナでさあ」




この子どこの子!?



その他Aくん語録(注;要約です。なにぶん人づてですので)

「この傘立てもさあー特別に買わせちゃったんだよーうやっぱイタリア製なのわかる?」


「この灰皿もさあー備品で揃わせちゃったよー1ついくらかわかる?」


「銀行のやつらにさあー買わせちゃったよー3つもククク」


「前職のやつらも、あ、ホテル関係なんだけどね。うん○○ホテル。」
(そのホテルの名誉のタメ伏せ字。)



おかあさん!この子のおかあさんはいらっしゃいませんか!?


さすがの奥さんも最初はちょっとびっくりしたんだそうです。
あまりの「絵に描いたようなアレな上司」っぷりに。
ドラマやマンガでよくでてくるこんな役みては

「うそだろ?またまたまたーマンガだと思ってーえ」

とか思っていたらうわあ実在しましたよツチノコ&ヒバゴン&サスカッチ!みたいな。

うはーあいんの?マジいんの?そんなの?
そのうち「ル・コルビジェが」とか「やっぱピュリピュリズム?」
とかもいいはじめんの?熱出たの?うわごと?みたいに。


しかしうざい。正直なところはうざいらしいです。
プライベートならいざしらず
仕事の場だってのに忙しいってのにこんなくだらねえことばっかやってて
肝腎の現場には立ちやしねえ。立てよ、コラ。
と、仕事に関してはアツい奥様は果たしてこの上司にどう対するのか!!


「…で…なんかやっちゃったの…アンタ…」
(想像例:ぶつかる、突き上げる、ツブす。)



「ううん。」





「今のところ、すっげえ持ち上げてるの♪」


ノーンノンノン。






なにいわれても




「ええーすごーーいイタリア製なんですかあーすごーい」
へへーえ。


「ほんとですかあーすごーい」
へいへい。


「すごーいい」
へっへっへ。

て。


その傘立てが革製でどうやって使えってんだよ
しかもこのせまい仕事場になんで3つもあるのかとか
しょうがないので空き缶でもひそませなきゃほんと使えねえよコレ、
缶はなににする?ハイリキレモン?氷結果汁?とか
カッシーナな御椅子さまが実際はものすごく重くて動かせねえよどうすんだよとか
そういったことはすべて飲み込んで





「えええーそうなんですかあー?すごーーいいいですうう」
ククク。


ですって。


なんでなんで?







「いや…まだそいつのバカが信じられなくて…


ホントに100パーバカ
なのか確かめたくて…」




一応ツブすまではきちんと確認をとってから。
誤認逮捕はよくないですものね。



「…それで晴れて100パーセントバカだったら?」




「それはそれで…



もっと持ち上げちゃう!!

さらに持ち上げちゃう!!」


はい、どんどんアゲてーじゃんじゃんアゲてアゲてー。



「…そして


コイツの
バカのMAX値を
絶対みてやる
の!!」


もちろんその無限の可能性の引き出し役はワタシ!!



だそうです、
すげえ楽しみだそうです。
人生の楽しみがまた増えているみたいです。

なんかオレってこー下からも好かれるんだよな?
オレのハナシってみんな聞きたいみたいだよな?
ほらオレってやっぱ違いのわかるデキる人間だからさあ、
下もオレをほっとかなーーいみたいな?

って思っている方、いらっさったら
ちょっと周囲をみまわしたほうがいいかもです。

ひょっとしたらその部下って


すげえ笑顔で舌なめずってる例の奥様である可能性があるのだから。


はい、自分もおっきくなっただけです。
20年も前、あんなに目をキラキラさせて思い描いたものとは
まったく違うイメージ画像で生きています…。
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ちゅーがくまでーはまともだったーまともだったのにー。
さんざんむりしてばかになったーばかになったのにー。

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